VMwareでのアラートメッセージの生成に使用する条件

HP vPVコンソールを確認すると環境のヘルスにアクセスでき、これによって注意を要する領域を確認できます。アラートフレームワークはVMware仮想化環境で次の条件が発生していないか監視します。

CPUの場合:

定義 条件 考えられる原因
ホストCPUが飽和状態 CpuReadyUtil > しきい値、
およびCpuDemand > 容量 - HeadRoom
CPUワークロードデマンドの高いVMが複数このホスト上で実行されています。
ホスト CPU が競合状態 CpuReadyUtil > しきい値、
ホストで実行している多数の仮想マシンから顕著なCpuDemandはない。
複数のVMがこのホスト上で実行されています。
仮想マシンのCPUが飽和状態 CpuReadyUtil > しきい値、およびCpuUtil > 100 – HeadRoom VMに、現在割り当てられているよりも多くのCPUが必要です。
仮想マシンのCPUパラメーターの設定が不適切 CpuReadyUtil > しきい値、VM CPUUtil < HeadRoom % VMにVM数を超えるvCPUが構成されているため、ホスト上の他のVMがCPU競合を引き起こしている可能性があります。
クラスターCPUが飽和状態 クラスターのすべてのホストが飽和状態
  • すべてのホストでVMがアクティブに実行されています
  • CPU使用率が高い複数のVMがホストで同時に実行されています
異常に多いvMotionの数。 vMotions > VMMotionsThreshold (ベースライン)
  • DRSクラスターにはCPUまたはメモリリソースの競合を生じている多数の仮想マシンがある可能性があります。また、クラスター内のすべてのホストでリソースが飽和状態にあります。
  • DRSモードは「Aggressive」や「Auto」に設定されます。
  • DRSクラスター内のホストがメンテナンスモードに入り、すべての高可用性VMを同じクラスターの他のホストに移行することになります。
  • 各仮想マシンレベルでアフィニティルールが適用され、他のVMにvMotionを実行させるため、クラスター内のホストにおけるCPUとメモリのワークロードがバランス調整されていません。

メモリの場合:

定義 条件 考えられる原因
ホストメモリが飽和状態。

MemoryBalloonUsed > 0、MemActive > (容量 – HeadRoom %) およびMemActiveに増加傾向があります

  • メモリワークロードが高い複数のVMがホスト上で実行されています。
  • 仮想マシン上のゲストツールステータスが、推奨される状態の1つではありません。推奨されない状態は、「インストールされていません」、「実行されていません」、「データ不足」または「不明」です。
  • 多数のVMでメモリ予約が設定済みです。メモリ予約が多すぎるためにメモリ飽和を生じる可能性があります。
異常に高いメモリ使用率をホストで検出。 MemUtil > しきい値
  • メモリデマンドの高い複数のVMがホスト上で実行されています。
  • メモリ使用率の異常な増加は、手動またはDRSで起動されたvMotionが原因の仮想マシンの追加によって生じる可能性があります。
VMのメモリ設定がホストリソースの最適な使用率のために設定されていない。

メモリ予約が設定されており、
MemActive < メモリ予約の50%

NA
VMのメモリ割り当てが超過状態

MemBalloonUsed > 0

およびMemActive < VM上のMemConfiguredのMemHeadRoom(20)%

NA
VMメモリが飽和状態 メモリ制限の設定
メモリバルーン > 0またはスワップ速度 > 0
MemActive > メモリ制限の95%
VMに設定されているメモリ使用率制限が、その動作に対して多大なパフォーマンスの影響を与えています。
クラスターメモリが飽和状態 クラスターのすべてのホストがメモリリソースによる飽和状態にあります。
  • 複数のVMがクラスター上でメモリ集中型ワークロードを実行しています。
  • クラスター内の各ホストにはVMメモリの予約による予約済みのメモリ容量があります。このため、未使用メモリを再利用 (バルーン) するためにメモリ再利用の機能を適用することができません。
  • クラスターは、任意の時点で実行しているすべての仮想マシンのメモリデマンドをサポートするためのメモリ容量が不足しています。

DRSが有効の場合、クラスターでのメモリ飽和状態が複数のvMotionを引き起こす場合があります。

異常に多いvMotionの数。 vMotions > VMMotionsThreshold (ベースライン)
  • DRSクラスターにはCPUまたはメモリリソースの競合を生じている多数の仮想マシンがある可能性があります。また、クラスター内のすべてのホストでリソースが飽和状態にあります。
  • DRSモードは「Aggressive」や「Auto」に設定されます。
  • DRSクラスター内のホストがメンテナンスモードに入り、すべての高可用性VMを同じクラスターの他のホストに移行することになります。
  • 各仮想マシンレベルでアフィニティルールが適用され、他のVMにvMotionを実行させるため、クラスター内のホストにおけるCPUとメモリのワークロードがバランス調整されていません。

データストアの場合 :

定義 条件 考えられる原因
データストアの空きスペースが少ない 空きスペース < HeadRoom
  • このデータストア上でシックプロビジョニングディスクがあるVMが多数存在します。
  • 期限切れスナップショットが多すぎます。
  • 多数のVMがvCenterインベントリから削除されましたがVMDKファイルとスナップショットファイルがこれらのVMのデータストアに残っています。
  • データストア上に多数のアイドル状態のVMが存在します。
仮想マシンで異常なIOアクティビティが発生している ディスクの入出力率が異常で、ディスクの入出力率 > 500キロバイト/秒 (kbps)
  • VM上のワークロードが非常に多数のIO要求をディスクに送信しています。たとえば、この場合にソフトウェアバックアップやウィルス対策のオンデマンドスキャンが実行されています。
  • データをキャッシュしたりディスクアクセスを回避するためにシステムメモリを使用できるアプリケーションは、VMでのメモリ使用率がピーク時になると高いIOを生じます。
  • VMがそれらのスワップディスクにスワップしており、ディスク上で高いI/Oが生じています。
  • VMの多数のスナップショットディスクによっても高いディスクIOアクティビティを生じることがあります。
ディスクIO待ち時間が長くなっている ディスクカーネル待ち時間 > KernelLatencyThreshold ホスト上のVMが、設定でサポートされているよりも多くのスループットをストレージシステムに送信しようとしています。